出前講座「メートル・ドテル宮崎辰さん」

 5月15日(水)、3年生を対象とした出前講座を実施し、メートル・ドテルの宮崎辰さんにお話を伺いました。

 メートル・ドテルは、日本では給仕長と訳されることが多く、フランスではシェフと同格と言われる存在です。サービスの責任者であるとともに、レストランという空間すべての演出家であり、お客様がいかにその場を楽しめるかのカギは、メートル・ドテルが握っています。知識や技術だけでなく、的確な判断力や高いコミュニケーション能力が要求され、瞬時に人に好感を持ってもらい、人に幸せを感じてもらうことが求められます。

 宮崎さんは、2012年11月、サービスの技量の世界一を決める「クープ・ジョルジュ・バティスト」サービス世界コンクール東京大会で優勝され、日本人で初の「世界一のメートル・ドテル」となられました。

 現在は、Fantagista21の代表を務める傍ら、ミシュラン東京、三ツ星レストランなどフリーランスとして数多くの場で活躍されています。

 第一回の講義では、「サービスの本質とは~食に関わる仕事を目指すうえで『働く』ことへの憧れを抱く~」と題したお話を伺いました。生徒たちは、真剣にお話を聞き、一生懸命にメモを取っている姿が見られました。